将来のことって難しいよね
突然だけど、
先のことってどれくらい考えてる??
最近、林業をやっていて最終的にどうなりたいのか考えてるんだけど、選択肢は沢山あるから、方向性について結構迷ってます。
具体的にどう迷ってるかというと
と、大きく分けて3つなんですよね。
皆伐型 育林型 特殊伐採型
いろんな葛藤があるから、今すぐ答えを出すわけじゃないけど考えながら林業してかないと、最終的に自分の考えていた事と真逆になりかねないんだよね。
思考の整理ってことでまとめてみようと思います!
皆伐型
今、会社の方針としても、政府としてもこの動きがとても強いんです。
皆伐っていうのは、山の木をすべて伐採することです。
考えている中では最もポピュラーで、収益性も効率も一番いいと思うんだよね。
でも、山は更地になるし、植林も行われないからはげ山になっちゃうの。
(実際、若齢林と植林されていないところは180万haもあるようだし。)
それって、本当にやりたいことなのかな?って考えてしまう。
もちろん機械はうまくなりたいし、伐った分だけ収入に変わることも捨てがたいよね(今の収入ならなおさら笑)
でも、自分が伐れば伐るほど山が痛んでいくってことは少し考え物だなぁと。
あと、今ある林業会社がイケイケだから、ばっさばっさと伐りまくっていることもちょっと疑問視だしね…。
育林型
多分これが最も自分の目指してるところに近いと思うんだよね。
で紹介した、一番きつい仕事がここになる訳で。
実際すごくきついわけですよ。地拵えも植林も下刈りも除間伐も。
でもこれがとっても大切なわけですよね。
植林をすると、5年間は必ず下刈りをしなきゃいけないのです。
派手さもないし、地味できつーーーい仕事なんだけど、この仕事を一生の仕事にしてもいいかなって思いはじめてます。
誰かが育てなきゃ、山って戻らないから。
初めて林業のことを知ったとき、純粋に若手不足、人手不足なんだなって思っていました。でも、木を伐る人たちは若い人だらけ。どこが人手不足なのかって、この部分。でも、会社はよりお金になる方へと進むから、皆伐メインに進めているんだよね。
これが一番大切ってわかってるから、これやらなきゃ!って思うけど、まだ決めつけるのははやいよなぁなんて。
それでも、一番可能性あるのはこの仕事!やってて誇れることやりたいなって。
間伐も、ここまで山明るくして、さらにもっと太く健やかにできるお手伝いだし。
下の植生もすっごい元気になるし、山の為の仕事ってこと!
特殊伐採型
最後のこれはやりたい仕事なんだよね。
イギリスでいうところのアーボリストっていうやつ!
木の見栄えを考えて、伐採ではなくてその木を活かして枝を落としていく作業(造園屋さんに近いよね)で、その木の下の植生ミニマムフォレストを大切にする作業!
誰の目にも1本の木だけど、その下にはたくさんの生物がいるの。それを伐採だけして終わりって、自分のことだけしか考えていないのと一緒だよね。
簡単に書くとこんな感じ!
枝を落として、下の生き物環境も大事にするのが欧米ではよくやってるよね。
日本は今ある木が邪魔になれば切っちゃうから、それも皆伐と一緒で本当にそれでいいのかなって思ってる。
もっと提案できると思うし、切るなら切るでその木も活用してあげなければいけないと思うよね。そんな取り組みしているところも見てみたいし、話も聞いてみたいって思うよね。そんな活動をしているところが記事になってるからリンク張っときます。
この人は日本で唯一の森林ジャーナリストみたいですね!
とても勉強になるからいつもチェックしてるので、ぜひ見てみてね~。
まとめ
5年後自分が何しているかはわからない。でも考えることってとても大事だと思うの。
自分がどうなりたいか、どういった事したいかをブラッシュアップしてかないといけないと思うんですよね。
高いモチベーションって維持するのは難しいし、常に考えてたら疲れちゃうんだけど、やっぱり自分の仕事は自慢したいし、いい仕事だなって思ってもらいたいからね。
林業って結構謎なイメージだと思うんだよね。だから、森林税とか取られると反発があるもの仕方ないと思うんだよね。自分の周りだけっていうすごく小さいコミュニティだけど、山を守るために使われていることをやっぱり知ってほしいよね。
だから、読みずらいと思うんだけどブログ書いていこうと思うし、何したいかを発信出来たらなって思ってます。
とにかく、将来の森林の為になる仕事ができるようにこれからも何がしたいかを考えていきたいと思います。
良ければ、私の林業生活を応援お願いします:)
ではまたね~。