デイリーヤマグチ

徒然なるままに綴ります。林業男子になる予定。

人間には、やりたいと思ったことをやる責任がある。

この言葉を、取引先のマスターから言われてからおそらく3年は経った。

大体意味は分かったが、それを行動に移すまでには1年以上必要だった。

そして、昨日5月1日に年齢を重ねて、また意味が深くなってきた。

 

やりたいと思ったことをやる責任がある

 

たしか、何かの本の引用だったと思う。

やりたいと思ったことを自分が取り組むことによって、何かが変わる可能性が生まれてくるという事をお話ししてもらったことを覚えている。

やりたいことって、どんどん増えてくる。

林業やクライミングは、ここ最近始められたことだし、ブログを書きたいって思っていたことも実現できている。

そして今年、もっと大きなことに取り組んでみようと考えている。

実現できるかは自分次第だけど、やらなければならない責任がある。

 

そして、やりたいことは常に変わっていくものだ。

やりたいことをこなしていくうちに、また別のやりたいことが生まれてくる。

それは、そのやりたいことを消化できなければ生まれないことなのではないのか?

そうやって、言葉の重みは増してくる。

 

今年、来年、再来年。自分がどうなっているのかは、自分の中のやりたいことをどれだけこなすことが出来るのかで大きく変わっていくのだろう。

 

流れに任せない。そんな1年にしよう。

そう誓ったMayDayでした。

新年度になりました。が、入社3年目くらいの人に伝えたい。

こんにちわ!今日も楽しく仕事をしてきました!

最近は気温も高くなり、上着を脱いで作業することも増えてきましたね!

 

さて、4月2日から新しい年度が始まった方も多いのではないでしょうか?

そして、新社会人となった方おめでとうございます!

これから楽しい事や大変なことが沢山おきると思います。が!

一意専心、職務を全うできるように頑張りましょう!笑

 

今回は、そんな新卒から2年や3年たった方達に伝えたいことがあります。

お付き合いよろしくお願いします。

 

入社してから、一生懸命頑張って気づけば三年目…

任されることも増えて、やりがいも出てきた!

でも、いつまでも新人ではいられない。ノルマが増え、同期との成績の差が大きくなってくるころ。

 

自分で選んだ仕事だし、やらなきゃいけないことはわかってる。

でも、苦しくて仕方ないときって必ず来ると思うんです。

実際自分もそうでしたし。

 

そこで踏ん張って成績上げてやる!って気持ちは大事だと思います。

でも、人間そこまで最強にはなれない時があると思うんですよ。

そんな時は、逃げてもいいんじゃないかなって思いますよ。

逃げるって言葉は間違ってるかもしれないけど、恥ずかしいことだとは思わないしね。

 

そんな時、必ず考えることは

転職どうしよう…

ってことだと思います。

 

そんな人に、林業って選択肢があるってことをお知らせします!

 

林業のメリット・デメリット

仕事内容は、第一次産業

木を切ったり、草を刈ったり、苗を植えたり…ほんと様々です。

仕事の中でもいろいろありますが、話がそれるので今日は割愛。

 

僕がなんで林業をおススメするかというと、様々なメリットがあるからです。

もちろんデメリットもあるのだけど、自分としてはそれも超えるメリットがあると思っています!

 

まずはメリットから説明していきます!!

 

メリット!

①仕事が終わるのが早い

まずこれ!今自分が働いているところは4時に終業です!(やばくない?)

もちろん工期が迫ったりしていると、少し残業しますがそれでも日暮れ前には帰ります

you tubeの広告で、「平日でもゲームしたいし」っていうのが当たり前ですよね笑)

朝早いんじゃないの?ってイメージあると思いますけど、集合は7時半です。

朝起きるのは慣れればほんと平気だし、なんてったって健康的ですよね!最高!

 

②運動不足が解消される

オフィスワークしてると、慢性的に運動不足になりますよね。

でも、肉体労働は動くので運動不足解消されてきます!

この仕事始めてから、前腕と上腕が異様に太くなりました笑

ハードワークなイメージがあると思いますけど、意外と林業はゆったりしているところが多いイメージがありますよ!

もし不安ならお近くの林業支援センターへリサーチを!

(こういう情報をまとめて、就業希望者が求めることと、事業体が求めることをマッチングさせることをしたいと思っている!)

 

③飯がうまい!

外で食べる飯は格別!お弁当作っていくのもいいし、買ってもいいし。

何ならキャンプスタイルでBBQ…。お湯を沸かしてラーメン…。

いやー、冬は焚火で焼き肉したなぁ!うまかった!

なんてのは一例で、自分のスタイルで昼飯食える!休憩時間は1時間程度ちゃんとあるから、その中でいかに楽しむか!

何かに追われながらかきこむ飯もかっこいいと思うけど…

俺はゆっくり飯を食う!!!

って思ってます笑 何より味わって食いたいしね!

 

④資格がたくさん取れる

なんだよ、資格なんてあっても意味ないじゃん。

って思っている方。あって困らないもの 資格

無かったら作業ができないもの 資格

持ってるだけで給料上がるかも 資格

ってな具合に、たくさんの資格が取得できる制度があります。

緑の雇用制度っていうんですけど、3年間認定された事業体

(大体林業会社は認定されています。造園屋さんは認定されていないところもあると思う!)

で従事することで、車両系建設機械高性能林業機械等、色々取ることが出来ます。

もちろん林業に関わる資格が多いんだけど、もっているだけで本当に役に立つ資格だと思うんです。

その理由は後程…

 

って具合にもっとたくさんあるけど長くなるので、この辺で…

次はデメリット!!!!!

デメリット…

デメリットなんてありません!

なんて言えたらどれだけ良いだろう。

あるんです。残念ながら。

 

①ケガ、死亡のリスクが高い

まず一番に伝えなきゃいけないと思うのがこれ。

本当になめてると死にます。簡単に死ねます。

労災の割合で、建設作業に分類されているんだけど、林業の比率が異常に高いです。

全職業中ワーストワンです。

でも、正直気を付けていれば大丈夫です。細かいけがはあれど死ぬことはないと思ってます。大事なのは過信しないこと。周りをよく見ること。合図をすること。以上!

 

②汚くなる

地味につらい出来事…コンビニで、レジの女性が小銭渡すとき手に当たらないようにポイって渡してきて、イラっとして自分の手を見たけど納得の汚さだった。

反省したので、それからというもの仕事帰りにコンビニよるときはお手拭きとかで色々拭いてから行くことにしましたとさ!

汚くなることは、仕事をした証!これは勲章だと思って開き直るしかないのだ!笑

 

んーあと思いつかないなぁ。

死ぬかもしれないってのが強すぎて、ほかが思い浮かばないです…すみません。

 

林業をしてからやりたい事やる

これでもいいんじゃないかな⁉て思っているんですよ。

意味わかんないと思うんで、説明します。

 

自分が林業を始める前に考えたことは、まず

第一次産業に従事したい

って事でした。特に農業か林業。(漁業はすみません泳げません…)

 

で、なぜ林業にしたかというと

最終的に一人でできるから

です!

農業だと、土地や機械(大型の)が必要で新規参入する場合障壁が大きいです。

漁業も一緒ですよね。

でも、林業の場合は最悪チェーンソーだけで作業することも可能です。

もちろん会社として作業する場合は、機械の導入も考えなければいけませんが、それにしても農業と違って土地という障壁がない分個人として活動できます。

そして、上記に書いた資格や、3年間働き作業のスキルを培うことで

いつでも復帰することが出来る

という最大のメリットが発生します。これが自分が林業に決めた最大の理由です。

つまり、やりたいことをいつでもできるってことなんです。

例えば、海外へ留学したい人や、もう一度ビジネスマンとしてチャレンジしたい人

何回でもチャレンジできるってこと!!

終わったり、ダメだったらもっかい戻ってくればいい!そんな仕事!

培った経験を、活かすこともできる仕事だよ。

そんな意識をもっている人が林業の業界に入ればきっと面白いはず!

わくわくするようなことをもっと発信できたらいいなって思います!

 

 

まとめ

転職ってとても勇気がいることだと思うんです。

もちろん、なにくそ!ってそこの場で頑張る事は絶対マイナスにならないよね。

でも、社会にもまれてもまれて、くっしゃくしゃになったときに思い出してほしいなと思って、このエントリを書きました。

林業って選択肢を頭の片隅に置いてもらえれば、

あ、そんな仕事もあったような…?って具合に。

興味があればいつでも門は開いていますよ!どんな仕事でもそうですけど。

 

疲れて仕方なくなったら、いつでも山にきてくださいな!

 

ではまた!

 

 

 

 

 

移住するってこと

こんにちは!足の痛みで、仕事ができない状況です!

 

今日は、移住して1年たった感想なんかを書いてみたいなと思ってます。

昨今、移住っていうワードがよく出てくるようになりましたよね。

その中で、すごい理念を掲げて移住する方をTwitterFacebookでよく見ます。

地方の雇用創出とか、地域活性に貢献したいとか。

本当にすごいなって思ってます。やっぱり自分にできないことをしようとする人達って尊敬するし、その行動力を見習いたいって常日頃思ってます。

でもちょっと最近思うのが、気持ち先行しすぎてない?って思うんです。

もうちょっとゆるく考えればいいと思っちゃったりするんです。

 

いろんな生き方があると思うし、真剣に取り組むことって大事だけど、ゆるーく移住って考えても面白いんじゃないかなって思うのですよ。

 

住む場所なんてダーツの旅と一緒

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北海道の車窓から

 

だと思うんです。生まれてきたのが地元なのか?それとも育った場所が地元なのか?

いまだに僕はそれがよくわかりません。

一番長く住んだところ!って言ったらさ、

 

静岡 4歳まで(0~4)4年

北海道 上富良野町 12歳まで(4~12)8年

北海道 旭川市 19歳まで(12~19)7年

北海道 札幌市 24歳まで(19~25)6年

鹿児島県 霧島市 25歳 NEW

 

といった具合に、割と同じような感覚で引っ越しているわけですよね。

これでいくと地元は 上富良野町 になるわけだけど

中学高校という黄金時代は 旭川市 で育つからどっちも地元だよね。

でも社会人が始まってから、大切な仲間は札幌にもいるわけだし、札幌にも愛着はあるわけ。純粋に好きな街だからね!(正直一番困るのは、北海道のどこ?って聞かれる質問です)

まぁだから、地元は北海道なんだけどね。

でも、親父と鹿児島に行く前にこの話をしたら、ふわっと

「会いたいと思う人がいれば、そこはもう地元なんじゃない?」

だってさ。

 

そんな深く考えなくても、そこへ行けばそこがもう地元になるって事。

意義とか、使命とか壮大なスケールで物事考えなくても、日本地図パラパラしてストップした土地に住んでみるのも意外と面白いと思うよ。(鹿児島に決めたのもほぼそれ適当)

 

そこに行けば新しい出会いは絶対あるし、仲良くなれる人は100%いるからね。

大切なことは、自分が行くか行かないかだと思うわけ。

誰かが来れば1の出会いだけど、自分が行けば1000の出会いがあるよ。

 

目的はあっていい。目標変わっていい

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とも思うわけですよ。

行ってみて、住んで考え、やってみて、(自分を)ほめてやらねば、(自分は)そだたじ

すみません。山本元帥閣下。すみません。

 

最終的にこうしたいって目的は絶対持っていた方が良い。

自分だったら林業を続けていって、この業界に役立つ組織を作りたい。

だけど、そこに到達する目標はどんどん変わってもいいと思うわけ。

幾重にも道はあって、絶対正解はないしさらに言えば、環境で大きく変わってくると思うんだよね。

山でいうと気候や環境、育っている木なんかのハードな部分や、時代で変わる法律や皆の意識ソフトの部分。

そういういろんな条件をどんどんクリアしてって、最終的にこうなりたいってことをゆるく思い描いて進んでいければいいなって思うんですよ。

 

俺はこうなる!だからこうして!

何年までには絶対こうなるんだ!

 

この気持ちもすげー大切だと思う。こういう人がいないと社会が回らないし。

でも全員がこう思う事って不可能でしょ?俺は無理!絶対無理!

最初からあきらめて悪いけど、無理っすね。

だから俺は思うから言うけど

 

移住やIターンは別に、意識が高い人のモノではない

 

住むだけで地域貢献。そこで働くことがもう地域貢献だよ。

少しでも興味があるなら行ってみよう。住んでみよう。って気持ち大事。と思うよ。

まぁでも進学や就職で、地元以外のところに行く人もいっぱいいるか!笑

 

日本は日本。海外じゃない。

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最後にこれ。

移住するとか言ったら「すごい!大変なこと!」ってなるけど

国内で移動することは簡単なお引越しと同じだよねもう。

不動産決めて、荷物送って、市役所いって住民票移すだけ

2万あれば北海道帰れるし、辛かったら速攻帰るよマジで笑

 

辛いことはたった一つしかないんだよね。

「みんなが集まる飲み会に簡単に参加できない」

以上総代。

 

メールできるし、電話できるし、SNSあるし。

顔見てお話しできない事だけがネックだけど、それ以外はフツーにコミュニケーション取れるしね!

でも、移住して寂しさを少し我慢して、成長を取ろうって話してるんじゃないよ!

次あったときのために、すげー面白い話作っておこう!って気持ちが大きいです!

 

行く先が海外とかなら、少し大変だと思うけど

日本のどこかに行くなら、言葉も通じるしね。楽しいと思いますよ!(雑)

 

最後にまとめ!

とまぁ、偉そうにつらつら書いてみたけどワタシもまだ1年。

今年は大きく変わることがあるかもしれないので、気持ちを入れなおして仕事に励んでいきたいと思ってます!

やっぱり思う事は1つで、誰かとの出会いを求めてるなら自分から動かないとね。

今の仕事が向いてないと思うなら、ちょっと外に目を向けてみないと。

住んだ町、住んだ家、全部好きになれる性格だから自分は得してると思う。

でも

住めば都 行かなきゃ損々 出会ってなんぼよ人生は って感じ。

 

さぁ足を治して(根本的には絶対治らないらしい)仕事頑張りましょ!!

 

鹿児島で待ってます!!!!

では!

 

 

 

 

将来のことって難しいよね

突然だけど、

先のことってどれくらい考えてる??

 

最近、林業をやっていて最終的にどうなりたいのか考えてるんだけど、選択肢は沢山あるから、方向性について結構迷ってます。

具体的にどう迷ってるかというと

  • 皆伐が一番収益性がいいから、機械の技術をつけて効率を上げたい
  • でも、皆伐地の植林が進まないから山は荒れて木は減っていくから植林大事
  • もっと技術を付けて、支障木を処理したり街中でも働ける造園もしたい

と、大きく分けて3つなんですよね。

皆伐型 育林型 特殊伐採型

いろんな葛藤があるから、今すぐ答えを出すわけじゃないけど考えながら林業してかないと、最終的に自分の考えていた事と真逆になりかねないんだよね。

 

思考の整理ってことでまとめてみようと思います!

 

 

皆伐

今、会社の方針としても、政府としてもこの動きがとても強いんです。

皆伐っていうのは、山の木をすべて伐採することです。

考えている中では最もポピュラーで、収益性も効率も一番いいと思うんだよね。

でも、山は更地になるし、植林も行われないからはげ山になっちゃうの。

(実際、若齢林と植林されていないところは180万haもあるようだし。)

それって、本当にやりたいことなのかな?って考えてしまう。

もちろん機械はうまくなりたいし、伐った分だけ収入に変わることも捨てがたいよね(今の収入ならなおさら笑

でも、自分が伐れば伐るほど山が痛んでいくってことは少し考え物だなぁと。

あと、今ある林業会社がイケイケだから、ばっさばっさと伐りまくっていることもちょっと疑問視だしね…。

 

育林型

多分これが最も自分の目指してるところに近いと思うんだよね。

山のお仕事ってこんな感じ!! - デイリーヤマグチ

で紹介した、一番きつい仕事がここになる訳で。

実際すごくきついわけですよ。地拵えも植林も下刈りも除間伐も。

でもこれがとっても大切なわけですよね。

植林をすると、5年間は必ず下刈りをしなきゃいけないのです。

派手さもないし、地味できつーーーい仕事なんだけど、この仕事を一生の仕事にしてもいいかなって思いはじめてます。

誰かが育てなきゃ、山って戻らないから。

初めて林業のことを知ったとき、純粋に若手不足、人手不足なんだなって思っていました。でも、木を伐る人たちは若い人だらけ。どこが人手不足なのかって、この部分。でも、会社はよりお金になる方へと進むから、皆伐メインに進めているんだよね。

これが一番大切ってわかってるから、これやらなきゃ!って思うけど、まだ決めつけるのははやいよなぁなんて。

それでも、一番可能性あるのはこの仕事!やってて誇れることやりたいなって。

間伐も、ここまで山明るくして、さらにもっと太く健やかにできるお手伝いだし。

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下の植生もすっごい元気になるし、山の為の仕事ってこと!

 

特殊伐採型

最後のこれはやりたい仕事なんだよね。

イギリスでいうところのアーボリストっていうやつ!

木の見栄えを考えて、伐採ではなくてその木を活かして枝を落としていく作業(造園屋さんに近いよね)で、その木の下の植生ミニマムフォレストを大切にする作業!

誰の目にも1本の木だけど、その下にはたくさんの生物がいるの。それを伐採だけして終わりって、自分のことだけしか考えていないのと一緒だよね。

簡単に書くとこんな感じ!

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枝を落として、下の生き物環境も大事にするのが欧米ではよくやってるよね。

日本は今ある木が邪魔になれば切っちゃうから、それも皆伐と一緒で本当にそれでいいのかなって思ってる。

もっと提案できると思うし、切るなら切るでその木も活用してあげなければいけないと思うよね。そんな取り組みしているところも見てみたいし、話も聞いてみたいって思うよね。そんな活動をしているところが記事になってるからリンク張っときます。

news.yahoo.co.jp

この人は日本で唯一の森林ジャーナリストみたいですね!

とても勉強になるからいつもチェックしてるので、ぜひ見てみてね~。

 

まとめ

5年後自分が何しているかはわからない。でも考えることってとても大事だと思うの。

自分がどうなりたいか、どういった事したいかをブラッシュアップしてかないといけないと思うんですよね。

高いモチベーションって維持するのは難しいし、常に考えてたら疲れちゃうんだけど、やっぱり自分の仕事は自慢したいし、いい仕事だなって思ってもらいたいからね。

林業って結構謎なイメージだと思うんだよね。だから、森林税とか取られると反発があるもの仕方ないと思うんだよね。自分の周りだけっていうすごく小さいコミュニティだけど、山を守るために使われていることをやっぱり知ってほしいよね。

だから、読みずらいと思うんだけどブログ書いていこうと思うし、何したいかを発信出来たらなって思ってます。

 

とにかく、将来の森林の為になる仕事ができるようにこれからも何がしたいかを考えていきたいと思います。

 

良ければ、私の林業生活を応援お願いします:)

 

ではまたね~。

 

山のお仕事ってこんな感じ!!

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こんにちわ。山口です。

今日は、僕の仕事 「林業」 について少し説明したいなと思います。

 

第一次産業で、最も有名なのは多分農業だと思います。

その次が漁業で、最もなにそれ?って仕事が林業だと思います。

実際、林業って何するの?」って質問はとても多くて、8割ぐらいの確率で聞かれます。

それくらい林業知名度は低い(都市圏になら特に)ので、主にどういった事を仕事にしているか説明したいと思います!

 

 

林業とは

大まかに説明すると、

  • 山を育てる
  • 山をきれいにする
  • 伐採して出荷、販売する

この3つになります。

その中で、最も有名なのはきっと伐採になると思います。

伐採とは、チェーンソーや機械で木を切る事なんですが、そのイメージが強すぎて他の仕事は結構知られていません。

有名と重要は似て非なるもので、最も重要といえる作業は一番最初の

山を育てる

という作業だと(私は)思います。

造林 山を育てる

この造林という作業には大きく分けて2つの作業があります。

1.植栽

2.下刈り

他にも地拵え(じごしらえ)と言って、植林前の山を掃除する作業があります(結構大変!)が、植栽前の作業なので、合わせて説明します。

1.植栽

別名植え付けとも言いますが、木を全部切った山、はげ山になっているところで皆伐地(かいばつち)といいますが、そこに苗木を植えます。

ボランティアや学校の授業で植えたことがある人もいるかと思います。それが植栽といいます。

基本的に冬や春行う作業で、一定の間隔ごとに木を植えていきます。

穴を掘って、苗木を植えて踏みつけて活着(かっちゃく)させていきます。

この作業が甘いと、せっかく買って植えた苗木が枯れてしまします。

そのあと植えなおしになることがあるので、苗木代+人工代で不必要なコストがかかるので、しっかり丁寧に植えていきます!

 

2.下刈り 

この作業が正直一番大切であり、一番の苦しみでもあります。

作業時期は夏場で、さらに植栽後の山なので日陰がありません。まったくありません。直射日光ガンガンで30度越えの中、安全作業用に長袖を着て、蜂に怯えながら作業します。水が足りないので、腰袋(作業道具を入れるバッグ)に2ℓペットボトルをさして作業します。(足りない…)

更に凶暴な蜂対策でハチノックという強力殺虫スプレーを支給されますが、

気づく前に刺されます

去年は、芝バチに5回 アシナガバチに2回、そしてスズメバチに顔面を刺されました。

私は基本的に腫れないので、耐性強いな~と思っていたらなんと

先生に腫れないほうが耐性無しと宣告されました。来年死んだとしたら確実にアナフィラキシーショックです…気を付けます…

話がそれましたが、この作業は下刈り機(草刈り機の手持ち!田んぼ払ってるやつ。)で作業します。地道な作業なので結構しんどいですがどんどん早くなっていくので成長を実感できて結構自分は好きです!夏やらないなら休憩しないで5時間くらいできると思います!嘘です!無理です!

ボランティアや学校行事で植栽をした人!その後は誰かが育ててくれています!安心してください!苦しんでいる可能性もあります!

 

林産 木を切る

木を切る作業ですが、大きく分けて間伐と皆伐に分かれます。

そして間伐にも除伐という種類があるので分けて説明したいと思います。

除伐

除伐は基本的に、植え付けてから15年以内の木を対象にしています。

ある一定の間隔で植えた木は、成長の良し悪しが出てきます。

木を大きくまっすぐ伸ばすために、悪い木や一定の間隔以上に混んでいる木を切り捨てていきます。これを除伐といいます。

実際10年もすれば、木は大きくなり、山は暗くなっていきます。

ですが、この除伐や間伐を行うと、山は明るくなり下の植生に大きな影響を与えていきます。そして明るくなった山で日の光をどんどん得ようと、上へ上へと木は伸び太くなります。

 

間伐

間伐は16年生から50年生を対象に、材として出荷目的で伐採していきます。(いまはこれを行っています)

この作業がよくテレビで取り上げられている林業という仕事です。

これも上記の役目を果たします。山を明るくして、さらに太くしていく作業ですが、ここで機械が登場してきます。高性能林業機械といわれるものですが、徐々に説明出来たらなと考えています!

伐倒は大きな危険を伴う作業で、年間必ずと言っていいほど死者、重傷者を出します。

youtu.be

 

伐り始めてから間もない自分ですら、何度も事故の危険がありました。

切った材が、他の材に当たり縦に回転しながら飛んできて、左手に持っていたチェーンソーが弾き飛ばされたこともあります。十分に意識していても危険は襲ってきます。

ですが、動画の様に(1/4人前の伐倒だけど…)気持ちよく倒れた時はとても爽快です。徐々に成長が感じられるので、作業していて楽しいですが、本当に危険です…

この木はヒノキでおそらく40年生位だと思います。

これを機械に乗せて山のふもとまで下ろしトラックが集材して市場迄持っていきます。

 

この一連の作業を除伐 間伐といいます。

 

伐採後 市場でセリ

自分たちが切った材は、市場へと運搬されます。

そのあと月に2回ほどあるセリで製材所が購入していきます。

また、最近では直接製材所へ運ぶこともあるようで、仲卸を挟まずに円滑な仕入れを行う業者も多いようです。(ここでも仲卸は存在した…)

製材した材は、住宅の建材に使われます。ただ、今は外国材(外材)が多く国内需給は30%ほどしかありません。輸入して輸送費等コストが莫大にかかるのに外材のほうが安いというイメージがあるようです。国産材でも価格は国際基準ほどだそうで、一概に国産材が高いという事はないと思うんですが…一般的に高級品というイメージのヒノキなんかは価格が大きく下がっており、スギと同じくらいの価格帯で提供できるはずなんですけどね!

ちょっと調べてみます!(ハウスメーカーの情報操作だったりして!笑)

 

話がまたそれましたが、こうして育てて伐った材は上流から下流へと流れていきます。

自分が生産という立場に回らなければ見えなかったことだらけです。

 

林業をして感じたこと

山にはいろいろな役割があります。

地盤を守る、水を蓄える、二酸化炭素を吸う…ほかにもたくさんあります。

世間ではスギ花粉が問題になり、早急な伐採を!という方もいます。

戦後植林を進め、荒廃した山が今大きく育っています。

スギやヒノキ、マツ多種多様の木がずっと昔から植えられてきました。

一度手を加えた山は、ずっとお世話をしなければいけません。

そして、木にも命があります。その命を切って家や家具となって生活を支えてくれます。命に感謝を、そして山に感謝をして手入れをしていかなければならないと思います。

色々な問題を抱えている業界、植林地ですが、それがどう世間に役立っているか、ちゃんと勉強してお伝え出来たらなと思います!

 

ざっくりと説明でしたが、こんな感じです!

とにかく伝えたいのは、山は大切な存在という事と

夏場の下刈りは地獄

ということです!

 

それではまた!

 

 

久しぶりにブログだよ!(長いよ)

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初めまして&久方ぶりです。

 

鹿児島に来て1年が経とうとしてる。

思えば早かった。6年間勤めた会社を辞めて平成28年の2月に旅立った。

あれよあれよと時間は経ち、もう2月になる。

世間では Iターン という位置づけにいるらしいが、そこまで深く考えたことはない。

ちょうど一年の区切りなので、忘備録を兼ねてブログでも再開しようかなと思う。

 

そもそもなんで移住して林業を始めようかと思ったのか、なんで鹿児島だったのか、そして今後どうしたいかを説明したいと思う。(長いよ!)

 

林業を始めようと思った理由

高校を卒業して就職した先は、婦人服卸売り業だった。

繊維卸売り業界では、北海道といえばソコって会社(狭い世界だけど)

教育もしっかりしてたし、勉強も結構させられた。

実務関係だと

販売 仕入れ(買い付け) 出荷 伝票関係

事務関係だと

売上管理 仕入れ管理 利益計算 仕入れ計算 経費計算 他

等、すべて自分でやらなければいけない会社だった。

中でも一番やって良かったのは仕入れ

年間8千万位の売上目標だったから、その分の仕入れをしなきゃいけないから

自分で仕入れ枠を決めて、好きなように買い付けしてもよかった。

初めて仕入れしたときが20歳の時だった。その時、上司に決められた仕入れ枠は

2千万程だったと思う。

何も分からない子供に(もちろん上司も一緒にだけど)仕入れさせるなんて、今思えばすごいことだなぁと改めて実感する。本当にいい経験が出来た。

 

で、そんな環境で仕事をしていて、ふと自分のしている仕事に疑問を持つようになった。

 

自分の追いかけているものは何なのだろう?

卸売りは、本当にいるのかな?

誰かの役に立っているのかな?

 

もちろん売上や利益を出すことは大切だし(1番)

何より消費者が喜んでくれれば一番いい。

 

でも、仲卸にいると大切なのは、いくら利益が出たか、いくら売上が上がったか

そこになってしまう。大切だけどなんか違う。

そんなときに、ファクトリエという会社を見つけてしまった。

工場直販のサイトで、良質なものを適正価格で買える。

更に、スナワチというサイトを見て、

「あぁ、これに共感したんだから仲卸は辞めよう。」

と決心がついた。

 

愛せるモノを、持たないか?

 

このキャッチフレーズにやられた。

流行が左右して、消費されていく世界に向いてないんだと実感した。

だから、流行じゃなくて不易な仕事をしよう!と決心した。

 

最初は農業を考えたけど結局林業にした。

理由は、

  • どこでもできる(場所を選ばない 日本各地)
  • 道具が細かく邪魔にならない(チェーンソー 刈り払い機等)
  • 技術がつけば一人でできる
  • 支援制度がしっかりしている(資格が無料で取れたり、装備が支給される)

これなら一人なれない土地に行っても大丈夫だと確信した。

 

まとめると

利益や売上はとても大切だけど、消費されるモノの仲卸より、自然を相手に生産する仕事がやりたくなった!

ってこと!

 

鹿児島にした理由

これは本当に大した理由は無くて、就業支援特別講習が直近であったのが九州では鹿児島だったから鹿児島にしただけ。

でも結果的にすごくよかったことが沢山ある。

 

1.簡単に帰れない 

北海道から鹿児島に行くのに丸1日かかる。

朝10時の便に乗って成田経由で鹿児島着が17時過ぎ。(乗り換えにもよるけど)

そこからバスに乗って鹿児島市内に行くと到着は19時頃

たぶん逆でも同じくらいかな!さらに地元旭川帰るならまだ遅い。

そんな休めない。

なんでこれがいいかというと、逃げれないから。

辛くても、苦しくても簡単には帰れない。友達には会えないし、ライジングサンには行けないし…ほんと去年は帰らなかった。今年も微妙。

でも、その分仕事に打ち込めるし、新しい人間関係を作ることもできるし

結果的にすごくいい方向に向かってる!

 

2.雪が降らない&暖かい

これは道民からすれば結構いいポイント。

スタッドレスタイヤ買わなくていいし、事故のリスクが下がるし。

なんせ帰ってから雪はねしなくていいし。かなり楽!

でも、(今住んでいる)家の中はほんと寒い…

こたつっていうモノのありがたさが身に染みるよ。

でも1月中でも気温は20度近い日もあるし、やっぱり仕事もしやすい!

ただ、雪積もってないから実際まだ11月くらいかと錯覚するときがある。

 

3.ごはん&酒がうまい!

北海道は味付け濃いめ(だと思う)だから、こっちの食事がよく合う!

別に好きじゃないけどラーメンも少し似てるし、魚も新鮮だし!

北海道魚は少しだけ高いけど、こっちの魚もかなりうまい。

カツオ、鯛、カンパチ…ほんと美味しい。

肉も鳥刺し黒豚黒毛和牛。最高においしいモノが揃ってる。

そして何より芋焼酎酒蔵の数は数知れず、銘柄もめちゃくちゃ多いから

今年は酒蔵巡りでもしようかと思う。

そんくらいうまい物、うまい酒が沢山あるので!来て!

 

まだまだこんなもんじゃないけど、とりあえず区切って最後は…

 

今後の展望と目標

とりあえず鹿児島に来て林業を始めた。

まだまだ半人前だし、やりたいこともたくさんある。

 

まずは、林業で一人前の技術を付けること。

機械のオペレーターとしても技術を付けること。

ツリークライミングを始めて、樹上作業ができるようになること。

 

この3つは林業に従事する間は不可欠だから常に鍛錬を重ねてより作業スピードや精度、効率、生産性を上げられるようにする。

そして、鹿児島では最低5年間生活する。そのあとは、どこかにまた移住するかもしれないし、北海道に帰るかもしれない。はたまた、海外でも林業をしたいなとも考えている。

イギリスでアーボリストの勉強、ドイツかフィンランドで超効率型林業の勉強もしてみたいし、ニュージーランドでさらに温暖な地域での林業やスイスでの日本によく似た地形での林業等々。

夢は広がるけど、まずはずっと仕事ができるように、

 

ケガを絶対しない!

 

これを徹底して作業しようと思います!

人生はまだ4分の1(100歳まで生きるよ!)もっと勉強してより良い人生を作っていきたいよ!!

 

おわりに

これ見てくれてる人はきっと友達や知り合いだと思うんだけど、とても元気でやってます。全然北海道に帰れなかったり、帰るって言うくせに帰らなかったり、ほんとごめんね!でも、結婚式だったり本当に大事な時は必ず帰るから絶対連絡してね!

今年は澤田以外にも会えるように仕事頑張るのでよろしくね!(澤田は5月にね!)

 

また今度!今後は林業についてもっとお知らせするよ!